昭和史

張作霖爆殺の犯人は? p26

「満州某重大事件」張作霖爆殺事件について 成立直後の中華民国の実情: 方々にいた軍閥、国民党内部での争い、共産党軍との抗争で混乱が続く。 大正9年(1920)位になると、孫文の広東軍と蒋介石の江西軍が一緒になり「国民政府軍」として力を持ち統一へ。 …

第一章 昭和は“陰謀”と“魔法の杖”で開幕した―張作霖爆殺と統帥権干犯 p25

昭和史 1926-1945作者: 半藤一利出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2004/02/11メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 30回この商品を含むブログ (99件) を見る

情勢悪化の昭和の開幕

同時に、大正終わりにかけて、蒋介石の国民党軍が強くなり、共産党軍は北へ逃げてゆく(「長征」)。国民党は大正15年(1926)北へ進撃を開始(「北伐」)、北京に達する。=中国の国家統一が近づく。 一方、帝政ロシアでは大正6年(1917)にロシア革命でソ…

芥川龍之介『支那游記』から

一方、ロシアに勝ったからといって日本に満州の権益を奪われてよいのかという議論が清国の知識人・軍人を中心に起こる。列強の跋扈と軍閥の勢力争いを憂える知識人らにより革命運動が起こる。 日本で学んだことのある孫文や、蒋介石ら有能な軍人による辛亥革…

国防最前線としての満州 p11

帝政ロシアが不凍港を求めて満州に乗り込み、武力をもって深刻と条約を締結し、満州における諸権益(旅順・大連を自分のものにした)を奪取。 「日露戦争とは結局、このように帝政ロシアがどんどん南に下りてきて、旅順・大連を清国から強引にもぎ取り、さら…

国家興亡の四十年 p8

「しかし私はむしろ、ペルリが来て12年後、慶応元年(1865)に、京都の朝廷までが日本を「開国する」と国策を変更した、その時を近代日本のスタートと考えたほうがいいと思っています。 ……国策として開国を決め、そこから新しい国づくりといいますか、世…

はじめの章 昭和史の根底には“赤い夕陽の満州”があった―日露戦争に勝った意味 p7

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半藤一利 「昭和史1926-1945」もくじ

はじめの章 昭和史の根底には“赤い夕陽の満州”があった―日露戦争に勝った意味 p7国家興亡の四十年国防最前線としての満州芥川龍之介『支那游記』から情勢悪化の昭和の開幕第一章 昭和は“陰謀”と“魔法の杖”で開幕した―張作霖爆殺と統帥権干犯 p25張作霖爆殺の…

半藤一利 「昭和史1945-1945」のまとめを開始

本タイトル: 昭和史 1926-1945 コメント: 「これは疑いもなく一つの偉業でしょう。……この(教訓の)一つ一つが、今のわたしたちにも、進むべき道を明らかに示しています。過去を究めてこそ未来が見えてくる 井上ひさし氏(『読売新聞』4月25日)」(本書帯よ…